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去る10月18日(土)の「心身医学会」のブログで記させて頂きましたように、約22年前に、編者から依頼されて、「心身医学を学ぶ人のために」の一部、すなわち、用語解説を執筆させて頂きました。(^-^)
編者から、それらの用語の中で、アロマ・テラピー(仏語: aromathérapie)について書くように言われました。現在でこそ、アロマ・テラピーは女性週刊誌にも取り上げられて、皆様の方(ほう)が お詳しいかもしれません。しかし乍(なが)ら、当時は、アロマ・テラピーに関します 文献を検索しても、ほとんどありませんでした。このことは編者に報告しました。
簡単に お伝え申し上げますと、同書に書かれていることですが、アロマ・テラピーとは、芳香療法のことです。種々の植物の花、果実、葉、茎、枝、幹、そして、根等から採取される芳香を持った揮発油(芳香油:aromatic oil)を用いて、嗅覚を刺激することによって、心身(精神身体)の安定をはかる療法で御座います。
この書の表紙を、再度、下に掲載致します。

再掲・心身医学を学ぶ人のために
前述の 去る10月18日(土)のブログで、「(全部で、)原稿用紙150枚位書いたので御座いますが、本のスペースの関係で多少割愛になりました。」と お伝え申し上げました。その部分も含めまして、記させて頂きます。
なお、「この第Ⅹ章・用語解説を 主に 2人で担当致しました。
因みに、この本の印税は頂いておりません。(^-^)
先の東日本〇〇〇(negative〔ネガティブ〕で御座いますため、御賢明であらせられます お読み下さいます方々は 直ぐにおわかりになられる と存じ上げますので、敢えて〇〇〇と綴らせて頂きました。)のことでも、日本心身医学会は寄付を求めていましたが、この本の印税は、同・医学会に寄付になっていると存じます。この本の表紙を下に掲載致します。」とも記させて頂きました。
さて、まず、俗に、香りの王様と云いますと、ジャスミンと言われています。精神安定作用もあるとされています。
最初、印度(インド)産のジャスミンを試(ため)したのですが、香りが相当きつかったです。
因みに、元来、香水(パフューム)(英語: perfume)は宗教的な用途や薬用として使われていましたが、近代以降、仏(フランス)では、体臭を隠すたしなみとして用いられたと伺っております。
去る11月19日(水) の「バチカン(ローマ)」のブログで、「平成13年夏、京都でのボランティアの帰りに・・・」と お伝え申し上げました。その際、京都の電車内で、旅行中の仏(フランス)の若い女性に観光地のことを尋ねられました。説明したのですが、その際、体臭がとても強かったのを覚えています。日本人は ここ迄 体臭は強くないと思いますので、石鹸で充分なのかもしれません。日本人には、それ程香りが強くなくてもいいと思われました。
それで、すこし高いですが、国産のジャスミンにしました。これは、香りがマイルドでした。毎回この製品を購入しています。この写真を下に添付致します。

国産のジャスミン
この製品は下の写真のようにコーン状であり、香台の上で、先の部分に点火するようになっています。

ジャスミン
昭和60年夏(菜食を始める前のことです)、母校の先輩に勧められて、中国医学研究会で、教授と共に、哈爾濱(ハルピン)(黒竜江省)、瀋陽(しんよう)、そして、北京の医科大学に表敬訪問したことがあります。教授の荷物持ちでしたが、その際、飛行機の予約が取れなくて、列車で移動したことがありました。中国では水が悪いので、沸(わ)かして飲みますが、列車にはジャスミン茶のポット(魔法瓶)が備えられていました。日本には、某・飲料メーカーによって、ウーロン茶が輸入されました。しかし乍(なが)ら、中国で、ウーロン茶を飲んでいる光景は見ず、中国人は、普通に、ジャスミン茶を飲んでいました。
また、御承知のように、香りの女王といいますと、薔薇(ばら)で御座いますね。西洋の映画等で、薔薇(ばら)の花弁(はなびら)をバスタブ(浴槽)に浮かべている映像が御座います。入浴に薔薇(ばら)の花弁(はなびら)を用いる訳ですね。因みに、去る10月12日(日)の「薔薇(ばら)の花」のブログで、薔薇(ばら)の花の写真を掲載させて頂きました。
去る10月28日(火)の「スイス(海外のこと)」のブログで、「学部生の頃(昭和61年の夏・菜食を始める前のことです)、エコノミー(economy)に・・・」と お伝え申し上げました。この際、南仏(南フランス)にも行きました。そこで聞いたことと、帰国後調べたことで御座います。すなわち、南仏の香水の都グラースには、ジャスミン、薔薇(ばら)、ラベンダー、そして、菫(すみれ)等の お花畑があります。グラース市内には、某・香水工場があります。見学しますと、天然の植物から摘出されたオイルを貰(もら)えるとのことでした。お酒で申しましたら、原酒のようなこのオイルを各・香水メーカーが購入して、企業秘密の製法でブレンド(blend)(種類・品質の異なったものを数種混合すること)して、香水として販売しているのですね。
因みに、赤い実で、ビタミンCが含まれていることでも用いられますローズ・ヒップ(rose hip) は、ローズで御座いますので、同じく薔薇(ばら)の仲間で御座います。アロマとしても、香りがいいので用いられています。因みに、ローズ・ヒップ(rose hip)のことは、前述の去る10月12日(日)の「薔薇(ばら)の花」のブログでも、記させて頂きました。
研修医の頃に、皮膚科も3ヶ月研修(学部生のときの臨床実習では1週間)致しましたが、香粧品学会という学会があります。
香りと体重について相関するという報告がありました。
すなわち、みかん、オレンジ、グレープ・フルーツ、レモン、 柚子(ゆず)、カボス、スダチ、そして、ライムといった柑橘類の香りは体重を減らすというのです。一方、北海道の富良野で有名なラベンダーは安眠効果があり、枕のような寝具に仕込まれている製品があると聞きましたが、体重を増(ふ)やすというので御座います。安眠効果があるから、食が進むということで御座いましょうか。因みに、アロマが 体重と相関するということであります。
アロマを用いる時間帯に関して、柑橘類の香りは午前中用いると、元気になり、ラベンダーの香りは就寝前に用いるといいとのことで御座います。
御承知のように、午前中の果実は「金(きん)」と言われていまして、柑橘類のような果実を食べることも、午前中がいいとされていますね。
一般的に、アロマには抗菌作用があります。以前、クライエント(Cl.)に差し上げましたヒバ(檜葉)(檜[ひのき]科)やユーカリには抗菌作用があり、ヒバを足に塗る方法もあります。ネガティブ(negative)で御座いますし、お読み下さっている方々に影響を お与えすることの無いように、疾患名を綴(つづ)ることを控えさせて頂きましたが、お気付きのことであらせられますように、皮膚科でよく見られる疾患に対して で御座います。原因は菌でありますから。
因みに、ヒバと云いますと、青森を耳に致します。
ときに、前述致しましたように、約20年前に、アロマ・テラピーに関して書きましたときには、日本でのアロマの資格はありませんでしたが、今では資格が存在します。
去る10月7日(火)の「ボランティア・地域医療」のブログで記しました地域医療研究会の学部生達の前で、アロマの話しを致しました。すると、その後、アロマに興味のある男子学部5回生(当時、現在は6回生。)が見えて、アロマの資格を取ろうと思っているとのことで、どの資格がいいか、とのことで御座いました。そこで、これからの若い方々は海外に出て行かれると思われましたので、英国のアロマの資格で、名称は、F.I.A.があると伝えました。
日本のアロマの資格を持っている複数の人と話したことがあります。それ迄は、アロマ・オイルは純粋に単独で用いるのがいいと思っておりまして、そう致して参りました。その日本のアロマの資格を持った方(かた)から香りをブレンドする方法があると聞きました。そこで、日本の香りで、柚子(ゆず)と檜(ひのき)を用いていましたが、日本の香りで合わせて両者をブレンドしてみました。今では、その方法が当たり前になっています。
機会のある毎(ごと)に、柚子(ゆず)と檜(ひのき)のアロマ・オイルは、地域医療研究会の学部生達、文科系の学部生、ボランティアのスタッフ達、そして、クライエント(Cl.)の方々に差し上げています。
実際には、下の写真のようなアロマ・ミスト・ディフューザーを用います。因みに、持ち運びが出来るアロマ・ミスト・ディフューザーを選びましたが、寝室や机上に置くタイプの、更に大きいものもあります。
前述の学部6回生に尋ねられましたので、簡単に説明致します。すなわち、適量の水を張って、アロマ・オイル(購入出来れば、水溶性のアロマ・オイルにしています。)を数滴垂(た)らします。以前はアロマ・キャンドルを用いていましたが、火器を用いるので、最近では電気にしています。
アロマ・ミスト・ディフューザーは、今迄に3台、某・ボランティアのために寄贈しています。

アロマ・ミスト・ディフューザー

アロマ・ミスト・ディフューザー
因みに、アロマ・オイルとアロマ・ソリューション液とは違います。アロマ・オイルは精油(せいゆ)とアルコールまたは植物油(キャリア・オイル)(精油[エッセンシャル・オイル]を希釈するための植物油)とを混ぜた製品を指(さ)すこともありますが、アロマ・オイルには、100%天然で純粋である精油(エッセンシャル・オイル)もあります。一方、アロマ・ソリューション液は、水、精油、そして、化学合成物質を混ぜたものです。アロマ・ソリューション液をアロマ・ミスト・ディフューザーで使用すると、化学物質が飛散することになり、人体に影響を及ぼすことになります。アロマ・ソリューション液は、球体をしたアロマ空気清浄機等で用います。
アロマ・オイルに関しましては、前述の芳香油、精油(せいゆ)またはエッセンシャル・オイル(英語:essential oil)、そして、植物油のことをベース・オイル(または、キャリア・オイル)と、いろいろな油(オイル)の名称が登場します。今回はアロマ・オイルという言葉を中心に用いて、それ以外のオイル(oil)の名称をその都度(つど)説明させて頂くように記させて頂きました。
余談ですが、アロマは、お酒にも含まれています。お酒は飲みませんが、女性に好まれるとされるジンという お酒には、香り付けとして、ジュニパー・ベリー(Juniper Berry)(セイヨウネズ:西洋杜松)(上記で檜[ひのき]のことに触れ、これが檜[ひのき]科であることもあり、言及させて頂きました。)が用いられています。因みに、ジュニパー・ベリーには、ブルー・ベリー(英語: blueberry)やラズ・ベリー(英語:raspberry)のように、ベリー(berry)と付く如(ごと)く、「キイチゴ」のような実が成ります。
ところで、去る11月17日(月)の「黒胡麻(ごま)(昨日のおかず)」のブログでも、言及致しましたが、前述の地域医療研究会の日本でトップとされる某・看護の大学の夏期合宿参加者によりますと、臨地実習で、妊婦にアロマ・マッサージを施す実習があり、現場にはアロマ・オイルが置いてあるのみで、指導が無く、この臨地実習でいきなりアロマ・マッサージを行うことになったとの旨のことを伺いました。
前述の 去る10月7日(火)のブログで、心身医学の某・医療系の学生サークルのO.B.(男性)によりますと、アロマ・マッサージをされた経験があるとのことで、
「アロマ・マッサージは最高に癒されますよね。」
とのことで御座いました。
こちらの男子学部生もアロマの検定を取りたいとのことでした。
この学部生は、
「私は寝るとき、休憩するとき、お風呂にゆっくりつかりたいときには、アロマの力(ちから)をかりて…」
とのことで御座いました。
前述の日本でトップとされる某・看護の大学を卒業した卒業生で、大学2年生のとき、地域医療研究会・夏期合宿のある期間に、アロマの検定を取った方(かた)がいます。
因みに、心理療法内科でも、アロマ・マッサージを施行している所が御座います。
アロマの検定という資格を取得する為には、まず西洋のアロマを沢山(たくさん)覚えなければなりませんが、アロマの究極は、密(ひそ)かに白檀(びゃくだん)のような お香である、と思っております。白檀(びゃくだん)も某・ボランティアのために寄贈したことが御座います。
さて、去る10月5日(日) の「ボランティア・高尾山登山」のブログで、「ボーイ&ガールスカウトのようなボランティア」のことを記しましたが、このトップの方(かた)の前で、スタッフ達に、このアロマ・テラピーのことを示しましたら、このトップの方(かた)は頼りないとのことで御座いました。因みに、このときは、平成9年夏、心身医学の国際会議で、豪州(オーストラリア)のケアンズに行きましたときに購入しましたバニラの香りを用いました。このバニラのアロマ・オイルは、前述の地域医療研究会の学部生達に贈りました。
因みに、前述の去る11月17日(月)のブログで記しましたように、この間の食事となる玄米は酢でしめて持って行きました。エージェンシー (agency)(旅行代理店)の方(かた)には菜食と伝えてありました。よって、機内食は無しにしてもらいました。
ときに、昨日、すなわち、11月22日【土】夜は、電車で1時間少々位の会場で、高校の同期会がありましたが、菜食で お酒を飲まないということもあり、遠慮致し、このブログを記しておりました。
最後になりますが、最近では、アロマ・テラピーは認知症の予防にならないかと言われています。脳神経(脳から直接神経線維を伸ばして来ている神経のこと)の中でも、嗅神経は最後まで失調しにくい原始的な神経と言われていますので、脳への刺激としてアロマ・テラピーが有力になって来るのではないか、と思われます。唯々感謝。(^O^)
(義務教育の方々に 美しい日本語を 正しい読み方で 御覧頂こうと思いまして、当初から 振り仮名を付けております)
本日も、最後 迄 お読み頂き、誠にありがとうございます。唯々感謝。(^-^)